おつむにごはん

勉強会のこととか読んだ本とか気づいたこととか

RaspberryPiがようやく届いたので触ってみる(2)

RaspberryPiを起動して初期セットアップをします。

OSのダウンロードと書き込み時間も含めて3時間ぐらいだったので、結構簡単だった印象です。要するに自作LinuxPC作成と同じだ。

 

「Raspberry pi セットアップ」とかで検索すると日本語情報がたくさん出てきます。本家の情報も簡単な英語なのでわかりやすかったです。

 

【セットアップの流れ】

1. OSイメージの作成

2. 部品をつないで起動

3. OSの初期セットアップ

4. 無線LANにつないでみる

5. SSHでラズパイにログインしてみる。

 

参考サイト:

Raspberry Pi Documentation

SDカードにOSを書き込んでRaspberry Piを起動する: 楽しくやろう。

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1. OSイメージの作成

ここのガイドに沿って作業します。以下は詳細。

 

1-1. Raspbian (Debian)をパソコンにダウンロードして解凍します。(Version:December 2014, 2014-12-24 released)。

zipを解凍したら3GBぐらい。

(Debianは使いやすくておすすめです。Fedoraもあったので今度試したい。)

 

1-2. Windowsパソコンの場合は、「Win32 Disk Imager」を使ってOSをSDカードに書き込みます。

Win32DiskImagerのインストールはデフォルトでOK。(Windows7なので、インストールとインストール後の起動は「管理者で実行」にするのが無難。)

f:id:powmana02:20150112232343p:plain

 

1-3. SDカードをパソコンに挿入して認識されることを確認する。

 

1-4. Win32DiskImagerを管理者権限で起動して、DeviceにSDカードのドライブを指定して、Image Fileに1-1のRaspbianイメージファイル(*img)を選択して[Write]ボタンを押す。(今回はE:ドライブに書き込み)

f:id:powmana02:20150112232413p:plain

成功するとドライブの容量が減って見えます。Windowsでは読めない形式で書き込まれるためです。(14.8GB ->55.9MB)

f:id:powmana02:20150112232455p:plain

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2. 部品をつないで起動

つなぎます。静電気注意。

- microSD (本体の背面)

- HDMIケーブルとテレビ (側面のHDMI端子)

- キーボード(USB端子)

- ACアダプタと電源ケーブル(マイクロUSB端子)(コンセントに挿すのは最後)

(なにかあるといやなので、この時点ではWifiアダプタは挿しません。)

 

全部つないだあとにACアダプタをコンセントに挿すと、あっさり起動しました。

ランプが光るとわくわくする。

当たり前だけど、テレビはHDMI入力にしておかないと映りません。

f:id:powmana02:20150112234332j:plain

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3. OSの初期セットアップ

初期セットアップは一回目の起動でだけ表示されます。やりなおしたい場合はこのコマンドで起動。

sudo raspi-config

 

変更したところ

- パーティションの拡張(SDカードの容量すべてをOSに割り当てる)
1.expand Filesystem を選択してOKを押す

 

- ロケールの設定 (ロケールタイムゾーン、キーボード)
4. Internationalisation Options を選択する。I1, I2, I3のサブメニューがでる。

-- ロケール
I1. Change Locale を選択。(英語のまま使うので変えない。2バイト文字で困ったら設定予定)

-- タイムゾーン
I2. Change Timezone  を選択。 Asia -> Tokyo を設定する。

-- キーボード(日本語109にする)
I3. Change Keyboard Layout を選択。

Generic 105-key -> Other->Japanese --> Japanese - Japanese (OADG 109A) --> no compose key -> not terminate x with ctrl-Alt-Bs の順に選択する。

 

- GUI起動は設定しない。

3. Enable Boot to Desktop/Scratch は無視する(これをONにするとGUIが起動する。あまり困らないのでひとまずCUI

 

- その他(SSHと音声)

8.Advanced option を選択する。 A1-A8のサブメニューがでる。

-- SSH 

A4. SSHをenableにする (あとでSSHでラズパイに接続して使う)

-- 音声
A8. Audio -> Auto か Force HDMI

 

全部設定したらFinishを選択(上下ではなく右キーを押すと、上位のメニューに遷移する)

Reboot -> yes にしてちょっと待つ

 メモ:

7.Overclockがおもしろそうなのであとであそぶ。

2バイト文字(Locale対応)は面倒なので今回は保留。GUI使うならあったほうがいいはず。

 

再起動したらコンソールからログインする。

usr/pw = pi/raspberry  (ここのDefault Loginを見る)

 

SSHデーモンが起動していることを確認

ps -ef |grep sshd

 

すんなり終わった。

 

4. 無線LANにつないでみる

Wifiアダプタを挿して再起動する。(sudo shutdown -r now )

家の無線LANSSIDとセキュリティとパスワードを確認しておくこと。

こじ研を参考に以下の2ファイルを修正して再起動したらあっさりつながった。

 

設定ファイル:

/etc/network/interfaces

/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

 

IPアドレスの確認:

ifconfig

 

 

5. SSHでラズパイにログインしてみる。

パソコンとラズパイを同じネットワークにつなぎます。(同じルータの子にする)

パソコンから、ラズパイ宛にpingが通ることを確認

ping 192.168.xx.xx

 

TeratermSSH接続する。

f:id:powmana02:20150113003502p:plain

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これもあっさり終わった。

わーい、簡単。

(ハンズオンのときのトラブルっぷりはなんだったんだ。。。)

 

当分これで遊べそうです。

ちなみに、初期セットアップメニューの Internationalisationが"s"なのはイギリス英語とのこと。

 

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終わった後にいい資料を見つけた!

これから Raspberry Pi をいじる方向けの資料 20130818版